価格設定って難しいですよね…② | BluNa

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2017/05/21 12:00


こんにちは!orこんばんは!orおはようございます!
紫月あおいです(*′ω`*)

昨日はイラストを依頼するとなんで高くなるのかなぁ~?ってことを
自分なりにまとめてお伝えしました。(伝わったかな・・・)
今回も興味のない方は是非スルーしてください(`・ω・´)
そして、個人的な見解が多分に含まれていますので一概には言えない、
ということも再度申し上げておきますね。

昨日はイラストのことを例に挙げてお伝えしましたが、
ハンドメイドアクセサリーも同じだと思います。
企業さんでしたら、機械を使ってアクセサリーを量産できますし、
ショップも沢山ありますから販売する場所は沢山あります。
なので単価を安く仕上げることができます。

イラストの場合は、イラスト制作料金を分配して単価を下げているとご説明しました。
もちろん印刷料も印刷会社さんによって様々ですが、
こちらは企業さんも個人さんも印刷会社さんに任せるので印刷に費やす時間はさほど変わらないと思います。
アクセサリーの場合に分配する料金の大部分は制作時間だと思います。
ハンドメイドアクセサリーはひとつひとつ手作業で作っていきますので
1つの制作に掛かる時間が企業の工場生産と比べると多くなってしまいます。
時間が掛かるということはその分人件費が掛かります。
その人件費を作品に乗せるのでハンドメイドアクセサリーは高いのです。
もちろん、他にもデザイン料金や材料費といった要素も多分にあります。
デザイン料→ひとつに対するデザイン料の分配が多い
材料費→沢山材料を購入すると割引が効くことが多いので工場生産の場合の方が安く済む  などです。

また、ハンドメイドをされている方がよく価格設定の際に気にする言葉に【原価】というものがあります。
もちろん原価に関しては大企業さんでも気にしますし、原価を基準に価格を決定します。
しかし、この 個人さんが使う【原価】 と 企業さんが使う【原価】 の意味が違うのではないかと日頃から思っています。

みなさんは「原価」っていうとどういった費用を想像するでしょうか?
多くの人は「仕入れた料金=原価」を想像すると思うのです。
これは決して間違いではありません。しかし物作りに際しては正解でもありません。
なぜなら、“仕入れたお金を原価と考えるのは、ショップのお話”だからです。
ショップ(お店)は品物を仕入れて売ります。
仕入れたお金=原価、売ったお金=売上、その他に経費が掛かるよねーって感じの想像だと思います。
簡単な図にするとこんな感じになるのではないでしょうか?


これは普通に物を仕入れて販売するショップの場合にはとっても正しい図です。
(もちろん例外的なお店や他の費用が掛かる場合など様々な形式が考えられます。)
けれど、私たち物作りをする人間はこれだけでは原価とは言えないのです。
「仕入れたお金=原価」は製品ができてきる(=作るお金が掛からない)場合にのみ適応になります。
物作りをしている人間からすると「作品を作るまでに掛かったお金=原価」になるのです。
それは工場なんかも製品を作る場所ですから同じと言えます。

同じように簡単な図を用意しました。



みなさんは粗利って聞いたことがありますか?
粗利というのは略語で正式には粗利益と言います。
なんかお勉強みたいになってきましたね(笑
売上から材料費を抜いたら粗利です。
まぁざっと利益こんなもんかな~くらいの概算するときに使うと思ってください!

粗利って(基本)材料費しか抜いていないんですね!
(製造過程の直接的な費用を入れている場合もありますので一概には言えないですが。)
そしてみなさんが想像する原価と利益ってこんな感じだと思います。
でも物作りって材料費以外にも沢山の経費が掛かったりするのです。
経費を入れてみた図が下になります。



見ていただいて分かる通り、沢山あるんです。
企業さんでいうのでしたら、大雑把に 工場で使っているお金は全て原価に含まれる と考えたら簡単かもしれません。
物作りをしている私たちは工場を持っている企業さんと似たようなものです。
原価には作っている自分の人件費や作っている間の光熱費も含まれてきます。
しかし、SNS等を見ているとその部分が抜けている人を多くお見掛けします。
「原価=材料費」と考えている方が多いのです。気持ちはとてもよく分かります。
案外自分の人件費なんて忘れてしまうんですよね・・・(笑
でも本来はこういう考え方をしなければいけないところなのです。
そうでなければ、納得して販売していた価格でも実は経費がとても多くて利益は少ないなんてことも有り得てしまいます。
自転車操業になり、そしてもう作っていけない・・・なんてことにもなりかねないのです。

ハンドメイドをしている方の中には「私は趣味で作っているから材料費の足しになる程度でいいの!」という方もいらっしゃいます。
それでしたらもう材料費+気持ち程度のお値段でも全然いいと思うのです。
価格を付けるのはその人の自由なのですから!
けれど、ハンドメイド、イラスト、その他物作りで生きていきたいという方は
少しはこのお話は参考になるのではないかと思います。
販売しているし結構売れているのだけど、利益が思うように上がらなくて苦しい。という方には是非計算してみて頂きたいです。

イラストもハンドメイドも個人で量産できず作っていくということはこの原価の部分が高くなるということです。
「原価3割」という言葉があります。原価3割が売価の3割程度でないと経営が厳しいことになることを表しています。
飲食業や製作販売している企業さんなんかはこの言葉を基準としているはずです。
そして会社を独立するときには就職していたときの3倍の収入がないと暮らせない、と言います。
それだけ多くの経費が生活する上で税金等も含めて必要、ということです。
つまりそれは会社が私たちに払ってくれている人件費=私たちの労働の原価3割をお給料として払ってくれているということです。
残りの7割の内約3割は会社の利益、その他4割は経費(私たちの税金や保険料など)と考えると納得がいきます。
会社も法律上は人として扱われますので、
同じようにお給料=利益を3割程度得ようと思うと原価3割、経費4割程度の出費が必要な計算になってきます。



本当に今回はお勉強みたいですね(笑
私自身も書き出していて勉強になっています(笑

その原価3割の基準で考えると、個人でやっている人は原価が高くなるから値段も高くなるよねーってお話ですはい。

まとめるとこの一文ですはい。
文章構成計画立てずに書き出したら締められなくなりましたはい(笑

「原価が高くなるのだから物作りしている人は高く売りなさい」とか
「原価が高くなるのだから値段が高くても仕方ないでしょ」ということではありません。

そういった意味で今回のブログを書いた訳ではありませんので、その点だけどうか間違わないようお願い致します。
ご購入者様は安い方が嬉しいに決まっていることは重々承知しており、
私たちもできるだけ安くご提供できるように安くて良い資材を探したり、
配送料ができるだけ掛からないよう資材購入時なども気をつけております。
それは他の物作りをする方々も同じことだと思います。

昨日の冒頭でも書きました通り、私のアクセサリーは高いと思います。
高いと思って売っております。
中には中高生の女の子がお金を貯めて買ってくれることもあります。
中高生にしてみれば1か月分のお小遣いです。
本当に嬉しく、また申し訳ない気持ちにもなります。
それでも、経営状態が悪くてこの先作れなくなってしまうことがないように
今の価格設定を貫いていくつもりです。(底辺作家なので経営状態が良くなったことはないのですが(笑)

応援してくださる方々の為にも、私もちゃんと考えた上で
アクセサリーを作っていかなければならないと思っております。
たまには、チャント考エテルンダヨーというところを見せられたかと思います(違

そして本当に、個人で販売している方には一度考えてみて頂きたい問題です。
その上で自分の価格設定のやり方を見つけてほしいです。
分からずに悩んで潰れてしまうより、知って決めて納得する方法で楽しんでほしいと思います。
今現在物作りして販売されている方、これからやろうとしている方の参考に少しでもなれれば幸いです。

※円グラフに関しての割合は大まかなもので、実際とは異なります。
※個人的な見解の為至らない点、間違っている点が沢山あると思います。ご了承ください。
 また、ご意見もあればTwitterDMまで。

紫月あおい( @bm_accessories )